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I COME WITH THE RAIN [イ・ビョンホン_映画]

I COME WITH THE RAIN公開から3日経ちました。
一週間後当たりにレビューしようかなと思っていたんですが
もう、我慢出来ないっ。
ってことで…
ココから先はネタバレ全開です。

まず、映画を観た全体の感想は…
とにかく疲れました(^^;)
普段と違う映画の観方をしてしまったんです。


turboは映画を観た時は大抵
面白いか面白くないか
カッコいいかかっこ悪いか
好きか嫌いか


こんな感想で片付けてしまうことが多いのですが、
この映画はそうは行きませんでした。
そうしたくもなかった…。


まるで小説を読むように、行間を探るように、
映像と映像の間を想像しながら観ました。


冒頭からturbo的に想定外が炸裂していたので“何?なにコレ?”って感じで
普段使わないアタマをフル回転して映画の世界に軌道修正するのに時間を要しました。
でもでも、思った程衝撃的でも挑発的でもエロティックでもなかったなあ(^^;)


まず
冒頭で出て来るショッキングなオブジェ。
初めてティザートレーラーで観た時は、
どこかで3人に結びつくのかなと思っていましたが、
これはクライン本人が観て体験したものであって
ス・ドンポとシタオはこの存在を知りません。
でも映画を観ている人たちに
“地獄”を具現化するアイテムになっていたような気がします。


映画の主要人物は
元刑事で探偵をしているクライン
製薬会社を経営している大富豪の息子シタオ
香港マフィアのボスス・ドンポ

この3人を映画紹介では特別な人間のように紹介していたけど
turboには至って普通の3人に見えました。


特殊な才能をもつクライン(ジョシュ・ハーネット)

彼は刑事時代から犯人の行動を頭の中でトレースして
犯人の気持ちを理解する才能がありました。
そのことが災いして連続殺人犯の気持ちを解き、
犯人に選ばれ地獄を覗き体験し
そのことが心に深く刻まれて結果警察を辞めて探偵になりました。



特殊な能力が宿ってしまったシタオ(木村拓哉)

クラインが依頼された人探しの対象シタオは、
フィリピンに渡り父の援助を受けて貧しい人たちの生活を助けていました。
やがて父の援助を受けることを止め、
自ら地元の資産家の家を回り援助を求め始めます。
ところがシタオの好意を良く思わない人たちに命を狙われます。
そのことで父親に連絡が途絶えたのでした。
実はその事件が切っ掛けでヒーリングの能力が宿り、
フィリピンを離れ香港の片隅で
病院の治療を受けられない貧しい人々の病を治していたのでした。



自ら地獄に身を置いてしまったス・ドンポ(イ・ビョンホン)

傍目には冷酷残忍に見えるス・ドンポですが
愛するリリ無しでは生きて行けません。
部下がリリを攫った時もリリがひょっこり帰って来た時も、
そうとう冷静さを欠いていました。
実はリリは偶然シタオに出会い麻薬中毒を直してもらった時、
優しく介抱してもらったことが忘れられず再びシタオの元に向かいます。
リリの居場所を知った時のス・ドンポは
もちろんシタオに銃を向けるのでした。



まあ、こんな3人です。
クラインやシタオに比べればス・ドンポは至って普通の人に見えたけどなあ。
仕事を冷静にこなすことだって、
好きな人の側に居るためなら何だってやっちゃうことだって、
かなりの度を超えているけど思いは普通の人と変わらないんじゃないかな?
ス・ドンポがどうして香港マフィアなのかという事は
ストーリーにいっさい関係ないので出てきませんが、
マフィアで生きて行くためには失敗は許されない。
そして部下の失敗も許すことは出来ない。
だから部下への制裁はハンマーなんじゃないかなと思った。
部下を殴りながら、今自分の居る世界の更に深みに
自らを追い込んでいる様な気がした。それが彼の言う地獄なんじゃないかと。
だから邪魔者への制裁は即決性の高い銃なんじゃないかなとも思った。



映画のビジュアルはとてもカッコいいです。
公式サイトのトップでも紹介されている夜景が綺麗です。
トラン・アン・ユン監督は
自然、特に木々や草の緑をとても綺麗に撮る監督の気がします。
この映画は、前作“夏至”と似たトーンの明るめの若草色とても綺麗でした。
街中は雑然としていていたしかたないけど
シタオの家やクラインのアパートは味があります。
ス・ドンポ宅はおっ洒落〜♪
出演者のファッションもカッコいいっす。
まあ…キムタクはどんな服を身に着けていても様になるのですが、
ジョシュのTシャツ姿もカッコいい…これは体格の成せる技なのかな?
ビョンホンssiはめちゃくちゃスタイリッシュでよいよい(^▽^)
トラン・アン・イェン・ケーさんのファッションもかっちょいい。
彼女は見た目のかっこよさの割には声がとてもカワイイんだよね。



そして…この映画のビョンホンssiについて。
turbo的には何をしても想定内のカッコいいビョンホンssiでした。
まあ、主役ではないし
監督が彼の作品を観て今回の映画で表現してもらいたいなと思ったことを
きっちりこなしているって感じじゃないかな?
ビョンホンssiの事は監督よりもファンの方が実は沢山知っているわけで…えへへ(^^;)
でもでも…想定内とはいっても
やはりうろたえている所や目に涙を溜めている所を見せられたら、
turboの中でス・ドンポが
一瞬ビョンホンssiになってしまって切なくなっちゃうんだよな。
ファンの弱みっす。
でもでもトラン・アン・イェン・ケーさんみたいな
大人の女性ともっと共演して欲しいなあ。


何だか長くなっちゃったから今日はこの辺で(^^;)


誰が雨と一緒にやってきたかは
みなさんもう解っているよね(^_^)

実は…また明日も観にいってきま〜す♪


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コメント 4

がり

内容はとばして読ませてもらいました。
ちょっと難しいんですね。
ってことは、1回では私は理解できないので
DVD鑑賞にしようかな。^^;

スマスマのビョンホンssi 見ましたよ。
可愛かったですね。^^
ちょこちょこ話す日本語上手でびっくり。
私の韓国語より、数十倍上手そう。(笑)
by がり (2009-06-09 00:03) 

turbo

★チビさん
niceありがとうです。


★がりさん。
turboはちょっと難しかったです。
難しいっていうか…ううん。
1回みて映画の世界をざっくり理解すれば
次に観る時に楽しめるんじゃないかと…
それってよっぽど出演者が好きじゃないと勧められないね(^^;)

turboもスマスマ観ました。
ファンイベントでもちょこちょこ日本語を話してくれるんですよ。
みんなが驚くとうれしくなって一生懸命話してくれるんです。
そこがカワイイんです。
turboのハングルより数十倍上手いですよ(^^;)
by turbo (2009-06-09 00:19) 

ikachan

turboさま

この映画の音楽って私すご~く好き。
つい最近観た「天使と悪魔」は、
やたらと追いつめてくる音楽で
音楽だけでも焦燥感や心拍数が上がる
仕掛けだっんだたんで、しっかりはらはら
して観たんだけど。
それがちょっと不快だったのね。

でも、この映画はその逆で、
凄い画面やストーリーとは逆の凄く
癒し系だったり、おっしゃれ~な感じで。
その違和感が秀逸だなって、
私は思ったの。

次は、音楽についても書いてねん♪

by ikachan (2009-06-09 01:30) 

turbo

★ikachan!
弱ったな(^^;)
音楽…気にしてなかった…。
っていうかあまりにも一体化してたんで気にならなかった。
シーンにあった音楽がさりげなく流れてくるんだもん。
監督のセンスだよね。
そっか…映像だけじゃなくて音楽のセンスも抜群なのか。
っていうか…めっちゃスタイリッシュな映画じゃん(^▽^)
by turbo (2009-06-09 06:33) 

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