「呪の血脈」加門七海 [おすすめbooks]
コワイ…。高藤正哉の周りには死の匂いがつきまとう。たぶん普通の人よりも人の死に立ち会うことが多すぎる。でもそれには原因があったのです。
諏訪信仰の研究をしている宮地紀之のちょっとした好奇心が荒ぶる土地神を呼び覚ます行為になろうとは!
そして村の神事が嫌で都会に逃げてきた高藤家の長兄の正哉が、運命なのか宿命なのか自分で是非も選べないままに土地神をおさめる神事に巻き込まれていくのです。
登場する人たちがどんどん危険にさらされてゆくのだけど、生に執着するってことは人の奥底のコワーイところが出てくるね。そういう意味でもコワイ。
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