息もできない

1月30日に韓国映画“息もできない”を観ました。



息もできない[2008年韓国公開]
監督・主演:ヤン・イクチュン
原題:똥파리(くそはえ)


ヤクザのサンフンは道で
自分の脅しにも動じない女子高生ヨニと親しくなる。
実はサンフンもヨニも
大きな悩みと傷を抱えて暮らしている。


そんなストーリーです。



って、そんな簡単な話じゃないんだけどね。





久しぶりにとてもリアルな映画に出会った気がしました。



辛くて胸の奥がとても苦しいのは
他人に理解してもらうのはとても難しい。
一人で耐えるのはとても辛くて息苦しい。
回りが見えなくなってしまって
知らず知らずに人をたくさん傷つけてしまう。
でもなんとか毎日過ごしているうちに
胸の苦しさを乗り越える瞬間がある。
自分を取り戻す時が来る。
自分をずっと見守っていてくれた人たちの愛情に
気付く瞬間ある。





この映画は家族のことで傷ついて悩んだりとか
閉塞感から暴力を振るったりとかするのだけど
turboは暴力はいやだし嫌いだけど
不思議と冷静に真剣に観てしまいました。
ハッピーエンドじゃないのもなんだかリアルだなと感じました。
この息苦しさの根底には
一人じゃどうにもできない理由があるのだと思う。
でも…なんとか生きて行くしかないやね…。





これはあくまでもturboの感じたことですけどね(^^;)





この映画は2009年に世界中で様々な賞を受賞したのですが
世界中の人に支持されたのも
サンフンの閉塞感に似た感情が
世界中にあるいうことなんだろうね。





オススメかどうかはとても難しいのですが
turboは観ておいて良かったと思える作品でした。



[追記]

オモ！ もうDVDになっていたのね(^^;)

息もできない [DVD]

• 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
• メディア: DVD

コメント 2

ちょっと、私向きではないかも。(笑)
ポスターの顔もちょっとだし、ついでに原題も。^^;
でも見てよかったんですよね。
賞もたくさん受賞したのなら、
娯楽じゃないほんもの（と言うのも変だけど）の映画なのかな。
by がり (2011-02-01 13:09) 

★がりさん。
娯楽映画ではないですね…(^^;)
たとえば…本を読むように
自分の知らない世界を知りたい時に観るような
そんな気持で観てみました。

良い映画ではあるのですが
血とか暴力が苦手な人はキビシイかも。
韓国映画は大概、そこのところがリアルだものね(^^;)
by turbo (2011-02-02 12:33)